鉄道の趣味雑誌「鉄道ジャーナル」(鉄道ジャーナル社刊)が、4月発売の6月号をもって休刊となる。鉄道好きならおなじみの「鉄道ファン」「鉄道ピクトリアル」と並ぶ1967年創刊の歴史ある雑誌だ。
3雑誌は毎月20日ごろ、一斉に書店に並ぶ。わたしの場合はそれぞれを立ち読みし、うち熟読したい「特集記事」があると購入している。当然、書店滞在時間も長くなり、やがて隣に同じ目的の鉄道好きがやって来る。だからこの時期は本棚からのつかず離れずの微妙な場所取りには苦労する。その意味ではほめられた読者とは言えないかもしれない。
それでも3雑誌ともおびただしい数を買ってきた。子供のころから何度も買ってはためていた。もちろん処分したものも多いが、手元には今もかなりの数がある。ほとんどが各誌の「特集」が気に入って熟読、処分できずにいたものだ。
「鉄道ジャーナル」だと現存する最古のものは1974年9月号。テープで補修だらけ、ぼろぼろになっている。特集は「列車ダイヤの魅力」。ダイヤづくりの仕組みや苦労をはじめ、「51号を設定する」、「私鉄のダイヤをみる」などが写真とともに詳述されている。また、最近では2017年2月号...