【養老先生に人生相談!】地域猫の扱いを巡って住民と対立しています。殺処分を求めるような人と一緒に活動したくありません

  •  養老孟司さん(撮影・小倉元司)
  •  養老先生の一言メッセージ

 【相談】私は動物愛護の観点から、不幸な命を増やさないように、地域猫に去勢・避妊手術を受けさせる活動をしています。手術の後は、すむ場所を確保したり、ごはんをあげたり、病気やけがの治療を受けさせたりもします。先日、ある地区の自治会長が来ました。その人は猫に石をぶつけるなどの虐待行為をするような猫嫌いで、動物愛護センターに殺処分を求めて断られたものの、野良猫を減らしたいとの思いでやってきたようです。手術の結果猫が減れば、その地区の住民の悪感情も下火になるのは分かります。でも私は、猫を簡単に殺そうとする人たちに嫌悪感しかなく、一緒に活動したくない。私はどうしたらいいでしょうか。(55歳 女性 会社員 群馬県)

 【養老孟司先生の回答】

 どうしても我慢ならないなら、何もわざわざ関わる必要はないでしょう。嫌だと感じることからは積極的に距離を置く、というのが最も素直な私のアドバイスです。実際にその方が平穏に過ごせる。それでいい、と私は思います。

 ▽人は変わる

 ただ、こうやって相談されてきたということは、ご自身も迷いがあるのでしょう。あなたもおそらく過去の経験から「数が減れば住民の悪感情は下火になる」...

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