郷土の先人作品を展示 以命亭で文化財センター収蔵品展

 浜坂先人記念館・以命亭(新温泉町浜坂)で12日、同町文化財センターが所蔵する江戸から昭和にかけて活躍した町ゆかりの4人の絵師や書家の作品を集めた収蔵品展が始まった。30日まで。

 展示されている作品は、日本画家の立脇泰山(たてわきたいざん)氏(1886~1970年)=同町細田出身=と、谷角日沙春(たにかどひさはる)氏(1893~1971年)=同町諸寄出身、書家の井上寒甃(いのうえかんしゅう)氏(1807~80年)=同町浜坂出身、鳥取藩御用絵師の小畑稲升(おばたとうしょう)氏(1812~86年)=鳥取市吉方出身-の計16点。

 会場では、精緻で生き生きとした描写の小畑氏の「鯉図」(屏風(びょうぶ))や迫力ある筆致が目を引く井上氏の「麟凰亀龍」(同)などの大作が並ぶ。このほか、花鳥風月を独自の視点で描いた立脇氏の掛け軸、「異色の画家」と称された谷角氏の美人画なども展示され、来場者は郷土の先人が残した豊かな芸術文化に触れている。

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