「令和の怪物」こと、倉吉市出身の伯桜鵬関(19)=本名落合哲也、宮城野部屋=が名古屋場所での新入幕を決めたことを受け、郷土の星に新しい化粧まわしを送ろうと、地元後援会が寄付集めに乗り出した。9月の秋場所までに間に合うよう、準備に奔走している。
旧しこ名の「落合」の名が入った化粧まわしが使えなくなることから、伯桜鵬関の地元後援会「落合関倉吉後援会」は名古屋場所の新番付が発表された26日、まわしを作るための寄付を依頼するチラシ1万枚を急ピッチで作成した。目標額を200万~300万円に設定。まわしの完成まで2、3カ月かかることから、9月の秋場所に間に合うよう市内各所でのチラシ配布や関係団体への協力要請などを急いでいる。
準備に追われる同会の岩本善文事務局長は「出世の速さに、われわれが追いつかない」とうれしい悲鳴。既に伯桜鵬関の地元、成徳地区を中心に寄付が集まっているといい「地元からの力を土俵に届けるため、オール倉吉での化粧まわし作りに協力いただければ」と呼びかけている。
寄付は1口5千円。倉吉商工会議所などの取扱所のほか、同市内の指定金融機関やインターネットでも受け付ける。問い合わせは電話0858(24)5725、認定NPO法人未来。