鳥取県西部で16日に開催された「第41回全日本トライアスロン皆生大会」(皆生トライアスロン協会主催、新日本海新聞社特別後援)のリレーの部には、「第50回米子がいな祭」チームが出場。今年8月に半世紀の節目を迎える祭りを盛り上げようと、第50回特別実行委員会を中心とするメンバーが奮闘し、祭りへとつなぐ熱い思いを見せた。
「第50回米子がいな祭」はJR米子駅前周辺で8月19、20両日に開催予定で、同実行委はさまざまな記念事業を企画。リレーチームは祭りのPRと地域活性化につなげようと結成され、永井善郎実行委員長(64)をリーダーとして皆生大会出場経験者らを集めた。
この日は猛暑の中、メンバーは練習の成果を発揮。スイムの舩田正一副実行委員長(53)は堅調にレースを進め「想定通りのペースで楽しめた」と笑顔。バイクはがいな万灯振興会の鶴田陽介会長(57)が担当し、制限時間が迫る中で大山観光道路の上り坂などで苦戦を強いられ「間に合わないんじゃないかと不安になったが、何とかたすきをつなげてほっとした」と安堵(あんど)の表情を見せた。
最後のランは実行委記念事業担当の松浦啓介部長(51)が務め、沿道のメンバーらの声援に応えながら懸命に走り続け、タイムリミット直前の午後9時半過ぎにフィニッシュ。「厳しい戦いだったが、これで第50回の祭りに臨める」と喜びをかみしめた。
永井実行委員長は「メンバーは祭りを成功させたいとの思いで完走してくれた。これで大成功に向かうだろう」と祭り本番に向けて力を込めた。