若桜町つく米のわかさ氷ノ山スキー場で16日、スキー場開きが行われた。4年ぶりに雪のないウインタースポーツシーズンの幕開けとなったが、関係者らが安全と降雪祈願の神事を営み、今季のにぎわいを願った。
ゲレンデでの神事には約100人が出席。同町観光協会の森岡靖彦会長など関係者が玉串をささげ、シーズン中の安全と降雪を祈念した。
コロナ禍で取りやめていた鏡開きも4年ぶりに実施し、関係者らがシーズン到来を祝った。地元有志の和太鼓団体「氷ノ山樹氷太鼓」も演奏を披露。森岡会長は「雪のないスキー場開きとなったが、シーズン通して豊富な積雪を期待したい」とあいさつした。
同スキー場は、2021年には観光キャンペーンなどの効果で過去最多の4万5362人の来場者を記録。昨季もコロナ禍前を上回る3万6546人を記録した。週末や祝日以外の来場促進のための、大人の平日リフト券2千円は今シーズンも継続する。
10月から同スキー場の運営を担う中一&スマイルカンパニーの都築法明取締役は「週末の降雪に期待している。県内外から多くの方に来てもらいたい」と話した。