「心のまま、五七五に」 茗人賞表彰式 受賞者喜び新た

 

 本紙日本海柳壇の年間優秀作品に贈る「第47回茗人(みょうじん)賞」(新日本海新聞社主催)の表彰式が16日、鳥取市富安2丁目の新日本海新聞社で開かれた。コロナ禍で中止が続き、開催は4年ぶり。最高賞の茗人賞に輝いた岡崎彰夫さん(87)=若桜町糸白見=や、児童・生徒の部大賞の宮本彩輝(さき)さん(10)=住吉小4年=ら受賞者8人が出席し喜びを新たにした。

 本社の井上昌之編集制作局長が「なかなか明るいニュースがない中で、皆さんからお寄せいただいた川柳でほっと一息つけたり、風刺の効いた作品に共感したりできることが大事だと感じる」とあいさつし、受賞者に賞状と盾を手渡した。

 受賞者を代表して、岡崎さんは「多くの仲間や先輩方のおかげと感謝し、これからも心に思いつくことを今まで通り五七五に託していく」と抱負を語り、宮本さんも「日常や思いついたことをまた新聞に出したい」と意気込んだ。

 講評では、選者の鈴木公弘さんが「1年の努力が実ったこの喜びを来年の創作に向けていただきたい」と激励。牧野芳光さんは「真剣な目で取り組んでいるので、今後もどしどし投句してほしい」、伊塚美枝子さんは「川柳はいくつになってもできるもの。生涯を通して励んでいただきたい」とエールを送った。

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