「山陰いいもの探県隊」土産物開発支援 第1弾はそばとビール 試作品公開

 JR西日本が2014年に活動を開始した「山陰いいもの探県隊」は本年度、鳥取、島根両県の地域産品を使った土産物の開発をサポートする「商品開発支援事業」に取り組んでいる。同社は22日、事業の第1弾として試作した2商品の試食・試飲会を米子市内で開いた。今秋のテスト販売などを経て、来年3月の販売開始を目指す。

 同事業は5月にスタートした。公募と審査会を実施して麺商品製造卸の長田製麺所(同市旗ケ崎、長田賢一社長)、地ビール製造販売の島根ビール(松江市黒田町、矢野学社長)が支援対象に選ばれた。

 長田製麺所は、大山山麓で栽培されたそば粉と小麦粉を、6対4の割合で組み合わせた麺を考案。のどごしと風味、そばの香りを楽しめる分量にこだわった。島根ビールは駅弁に合うビールを開発。駅弁を納入する業者と連携して、64通りの組み合わせを試した。原料に駅弁で使う米を用い、カニなど海産物の味を引き立たせるため、隠岐の島産の藻塩を入れた。

 試食・試飲会は、探県隊サポーターら15人が参加し、味見した。長田社長は「大山そばの魅力を全国の人に伝えていきたい」、矢野社長は「新商品を通じて、新たな客層とのつながりが生まれることを期待する」と意気込む。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事