活況続くベトナム不動産、ハノイの物件は高根の花

  •  ベトナムの首都ハノイのマンションは著しい価格高騰が続いている
  •  番組に出演した料理人が運営するイタリアンレストラン(韓国・ソウル市内)

 「ハノイでマンションを買いたい」。友人の2~3年前からの望みだ。彼女はフリーランスで収入が安定しないため住宅ローンを組むことが難しかった。それが今年になって、まとまった資金のめどが立ち、物色を始めた。ところがこの1年で2倍になる物件もあるなど、異常な値上がりが続いている。単身用でも2500万円ぐらいで予算オーバーとなった。高騰の主な原因は急激な人口増と高級物件への供給の偏りだ。

 英系不動産サービス大手サヴィルズ・ベトナムが9月に発表したリポートによると、第3四半期(7~9月)の首都ハノイ市の新築マンションアパートの供給・成約物件数は前年同期比でいずれも約3倍に増加し、年初から累計の成約数は2021年以降で最多を記録した。一方、南部の中心都市、ホーチミン市は大型の物件販売がなかったことで供給・成約件数ともに前年水準を下回った。

 ホーチミン市なら手の届く物件がまだある。「こっちに来ればいい」と筆者が助言すると、既に検討中だという。市内各所の不動産業者から価格や間取り、何階建ての何階かなどの情報を収集し、交流サイト(SNS)のレビューも読みあさった結果、11月に現地調査に入ることになった。...

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