このところ、X(旧ツイッター)では「嫌知らず」という言葉が話題となっています。
これは「三好」さんというアカウントの方が名づけたもので、主に女性からの「嫌だからやめて」を言葉通りに受け取れない男性を指します。嫌がる気持ちを理解できなかったり、その原因となっている行為をやめなかったりする傾向が多くの女性たちにとって既視感たっぷりで、ネーミングの妙も加わってバズったものだと考えられます。
確かに、私がこれまで女性たちから見聞きしてきた話の中にも、例えば嫌がっているのに不快なイジりをやめない男性とか、セックスの誘いを断ってもしつこく迫ってくる男性とか、そういうエピソードが〝あるある〟のように出てくるし、いにしえの時代より存在する「嫌よ嫌よも好きのうち」というフレーズなんかも、まさに「嫌知らず」を地でいくものだと思います。
三好さんの投稿(ポスト)への反応には、「嫌だからやめて」をまともに受け取れない男性たちの具体例がめじろ押し(反論する男性の姿も…)なのでそちらをぜひ見ていただけたらと思いますが、本稿であらためて考えてみたいのは、男同士の関係における「嫌知らず」についてです。
それは、どう...