鳥取市青谷町奥崎の「日置谷の寒桜」が見頃を迎え、春の到来を告げている。21日も春を待ちわびた愛好家たちが日置谷地区公民館近くの道路沿いに立つ寒桜を訪れ、凛(りん)と咲き誇る姿を写真に収めていた。22、23日に満開となり、3月末ごろまで楽しめる見通し。
推定樹齢95年、樹高6・5メートルの同寒桜は、例年1月下旬ごろに咲き始めるが、青谷(鳥取市)の2月の平均気温が平年を下回っていたことなどから、今年は1カ月以上遅れて咲き始めた。日置谷の寒桜を守る会の滝恒夫会長(71)は「雪の被害も無く、花付きも良くてほっとしている。ぜひ見に来て」と話した。