「もっともっとステップアップできるように頑張りたい」。映画やドラマの話題作出演が相次ぎ、ブレーク間近の當真あみは、そう目を輝かす。映画「おいしくて泣くとき」では、厳しい家庭環境にあって、主人公と心を通わせるヒロイン役に。「どうしたら作品が一番輝くのかを考えながら演技しています」
演じた夕花は、父との関係に問題を抱え家に居場所がなく、弟と子ども食堂で食事を取るような境遇。その食堂を営む家の息子・心也(長尾謙杜)とは同級生で、学級新聞を一緒に任されたことをきっかけに距離を縮めるが、ある事件を境に彼女は姿を消してしまう。
「夕花の目線で見て苦しくなるところはあったけれど、心也君との友情や初恋、そして心也君の親子の愛が繊細に描かれていて、すごく温かい作品だと思いました」。物語終盤では、30年を経て心也が夕花のいなくなった真相を知る。「大人になった心也が一人の人を思い、相手の幸せを願っているところがすごくすてきでした」
10月公開の映画「ストロベリームーン」では、初の長編映画主演を果たす。こちらも恋愛映画だ。「小さなことで一喜一憂するのが恋愛映画の魅力だと思うので、現場ではいろんなものをたくさ...