テレビ草創期から外国ドラマの吹き替えやアニメで活躍してきたレジェンド声優たちが、声の演技の歴史を語り継ぐイベント「声優伝」を5月15日、東京都港区の草月ホールで開催する。アニメ「ドラゴンボール」の孫悟空役の野沢雅子や「鉄腕アトム」のアトム役の清水マリらが顔をそろえる。
「ドラえもん」のしずか役などで活躍した野村道子がプロデュースし、司会を務めるイベント。2部制で、午後6時からの公演は野沢と清水が初めて共演する。朗読の披露をはじめ、制作現場の苦労話や声優文化への思いを語り合う。
取材に応じた野村は「悟空対アトムの“勝負”が楽しみ」。野沢は「若い人にも聞いてほしい」、清水も「元気な私たちを応援してもらえるといいな」と意欲を見せる。
午後2時開演の回では、シルベスター・スタローンの吹き替えでおなじみの羽佐間道夫、ダイアン・キートンの声の鈴木弘子、アンジェリカ・ヒューストンの声の沢田敏子が登場し、外国作品を声の名演で吹き替える醍醐味などを語る。
チケットの問い合わせはカンフェティチケットセンター、電話050(3092)0051。