共存実現の志を継ぎ、国境の森へ 国際通年企画「橋を渡す」(2)ポーランド

「平等」を掲げ難民支援 伝わる思いに希望

  •  国境の壁からはがされ、ビャウォビエジャの森に投棄された鉄条網。移民・難民の恐怖をあおる冷たい光を放っていた=2024年10月、ビャウォビエジャ(撮影・ベアタ・ザブジェル、共同)
  •  難民の人道支援を続けるエガラの代表、カタジナ・ポトニエツ。救った少年の写真パネルを手に「難民を迫害するような政府の対応を看過できなかった」と語った=2024年10月、ビャウィストク(撮影・ベアタ・ザブジェル、共同)
  •  国際言語エスペラントの考案者の生い立ちや思想を後世に伝えるビャウィストクの記念会館ザメンホフ・センター=2024年10月、ビャウィストク(撮影・ベアタ・ザブジェル、共同)
  •  記念会館に飾られたザメンホフの肖像オブジェの前で「現代の人々にも彼の真意を知ってほしい」と話すアグニエシュカ・カイダノブスカ=2024年10月、ビャウィストク(撮影・ベアタ・ザブジェル、共同)
  • ポーランド・ブディ

 午後10時過ぎ、発信元非通知の電話が鳴った。ベラルーシとの国境が近いポーランド北東部の小村ブディ。急いでスープを温め、雨具と防寒具を用意する。仲間と国境の森を捜索したピオトル(仮名)は、人影に気付い...

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