温暖化の海面上昇で消えるアフリカの貧しい村

移住地めぐり銃撃も、「境界から」㉑ギニアビサウ

  •  放棄されて廃虚となった家の跡に立つジョベル村長のバシロ・ナンゴ。温暖化の影響で村が消滅の危機にあると訴える=2024年3月、ギニアビサウ・ジョベル(撮影・中野智明、共同)
  •  海が迫る草ぶきの家に暮らすアゴティ・サンハ。「父母や祖先が必死になって開墾した土地がどんどん細ってゆくのを見るのが悲しい」と語る=2024年3月、ギニアビサウ・ジョベル(撮影・中野智明、共同)
  •  ギニアビサウ・ジョベル

 「海がどんどんこっちに向かってくる。畑もだめになった。いつかはこの家を捨てる決断をしないとだめなんだろうな」。岸辺に立つ電気も水道もない粗末な草ぶきの家。薄暗い部屋の中で、アゴティ・サンハがつぶやく...

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