韓国の若者の間で広がる食習慣「低速老化」

  •  韓国・ソウル市内にあるサラダ専門店のヘルシーメニュー
  •  インドネシアの西ジャワ州バンドンで開催されたマラソン大会でも、数多くのカメラマンがランナーに向けてシャッターを切った

 若者の間で広がる食習慣「低速老化」。加工食品を減らし、炭水化物、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンの5大栄養素をバランスよく摂取することで老化を遅らせる。交流サイト(SNS)で紹介されるメニューには、玄米、サーモン、アボカドなど定番の健康食材が豊富に使われている。

 若者の食のトレンドはこれまで刺激的なものが多かった。代表格は中国四川料理「麻辣湯(マーラータン)」で、癖になる辛さが女子中高生から絶大な人気を集めた。マーラータンを食べた後は、中国屋台発祥の甘いフルーツあめ「糖葫蘆(タンフールー)」で辛さを中和する。こうしたパンチの効いた味が若者を引き付けてきた。

 ただ、そういった刺激的な食べ物を好む国民性ゆえか、健康問題は深刻だ。韓国の健康保険審査評価院によると、2023年の20~30代の糖尿病患者数は約17万8000人と19年時点に比べると約2万5000人増加したという。

 食習慣の改善により、健康的な身体づくりで老化を防ぐ。健康ブームはミレニアル世代やさらに若いZ世代に移りつつある。(韓国)

 ▽インドネシアではランニング大会がカメラマンの商機

 インドネシアの人はセルフィー(自撮り)が...

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