若者の間で広がる食習慣「低速老化」。加工食品を減らし、炭水化物、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンの5大栄養素をバランスよく摂取することで老化を遅らせる。交流サイト(SNS)で紹介されるメニューには、玄米、サーモン、アボカドなど定番の健康食材が豊富に使われている。
若者の食のトレンドはこれまで刺激的なものが多かった。代表格は中国四川料理「麻辣湯(マーラータン)」で、癖になる辛さが女子中高生から絶大な人気を集めた。マーラータンを食べた後は、中国屋台発祥の甘いフルーツあめ「糖葫蘆(タンフールー)」で辛さを中和する。こうしたパンチの効いた味が若者を引き付けてきた。
ただ、そういった刺激的な食べ物を好む国民性ゆえか、健康問題は深刻だ。韓国の健康保険審査評価院によると、2023年の20~30代の糖尿病患者数は約17万8000人と19年時点に比べると約2万5000人増加したという。
食習慣の改善により、健康的な身体づくりで老化を防ぐ。健康ブームはミレニアル世代やさらに若いZ世代に移りつつある。(韓国)
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